軽躁の人間がやることのひとつ、散財である。 双極性障害について調べても直ぐに出てくる。とにかく金遣いが荒いのである。 当然のごとく私もそうだった。まず、私は部屋の模様替えにハマった。当時の私の部屋は学生時代のままの慎ましいものだった。何年も…
あの頃は夢のようだった。 朝はいつも早朝に目覚めた。当時の私の日課は起きると共にクライスラーの自作自演集のCDをかけ、あの軽快でハッピーな音楽を聴きながら、ひたすらに部屋を片付けたり、切花の手入れをすることだった。クラシックを聴きながら生花用…
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